1. 原稿はそろった。でも、読みにくい

中小企業の経営者の方とお話していて、こんな言葉をよく聞きます。

「原稿は一応そろったんです。でも読み返すと、なんだか頭に入ってこない。どこが悪いのか分からないので、直しようがなくて」

この「どこが悪いのか分からない」という感覚は、とても正直なものだと思います。書いてある内容は正しい。誤字も無い。それなのに、読み終えたあとに何も残らない。

そして多くの方が、これを文章力の問題だと考えます。自分は文章が下手だから、プロに書き直してもらうしかない、と。私が現場で見てきた限り、そうではないことがほとんどです。読みにくさの原因は、たいてい3つの癖で、直す場所は決まっています。

原稿を誰が用意するかについては ホームページの原稿を、経営者が書かずに済ませる方法 に、生成AIにどこまで書かせるかについては ホームページの文章を、AIにどこまで書かせていいか に書きました。この記事はその先、できあがった原稿をどう直すかの話です。

3つの癖と、そのほかに直すと効く場所、そして直す順番まで書きます。読み終えたら、手元の原稿の1ページ目から、そのまま直し始められるはずです。

2. 読みにくさは、文章力ではなく癖から来る

書いた本人には、読みにくさが見えない

自分で書いた文章は、読み返しても読みにくさに気づけません。書いた本人は、次に何が書いてあるかを知っているからです。長い文でも、主語が抜けていても、頭の中で勝手に補って読めてしまいます。

初めて読む人には、その補いがありません。1文目で引っかかり、2文目で読み返し、3文目で読むのをやめます。ホームページの読み手は、読む義務がない人です。紙の資料と違って、引っかかった瞬間に画面を閉じられます。

癖は3つに絞れる

私が原稿を直していて、何度も出会う癖は次の3つです。

  • 癖①:1文が長い。読点で何度もつなぎ、1文で3つも4つものことを言っている
  • 癖②:主語と結論が後ろにある。理由と前置きが続き、何が言いたいのかが最後まで分からない
  • 癖③:社内の言葉のまま。社内の略語や業界用語、書類の言い回しが、そのまま外に出ている

このほかに、言葉の削り方、漢字とかなの割合、数字の書き方、段落の長さといった細かい直しがあります。ただ、効き目が大きいのは3つの癖のほうです。ここを直すだけで、文章の印象はかなり変わります。

直す場所が決まっていれば、誰でも直せる

うまい文章を書こうとすると、手が止まります。直す場所が決まっていれば、手は止まりません。長い文を探して切る。結論を探して前に出す。社内の言葉を探して置き換える。作業としては、間違い探しに近いものです。

だから、文章が得意な人でなくても直せます。むしろ、書いた本人ではない社員の方が直すほうが、癖に気づきやすいくらいです。

3. 癖①:1文が長い

いちばん多く、いちばん直しやすい癖です。

読点で何度もつなぐ

たとえば、こういう文です(例文は架空のものです)。

弊社は創業以来、地域の皆様に支えられながら、住宅の新築やリフォームを中心に、外構工事や水まわりの修理まで幅広く手掛けており、小さなご相談にも丁寧に対応することを心掛けております。

1文で、創業以来のこと、事業の範囲、対応の姿勢という3つのことを言っています。読点が5つあり、読み手はそのたびに「まだ続くのか」と身構えます。最後まで読んでも、いちばん伝えたいことがどれなのか分かりません。

書いた側からすると、どれも大事なので1文に入れたくなります。けれど、全部を1文に入れると、全部が弱くなります。

60字を超えたら、2つに切る

目安は単純です。1文が60字を超えたら、2つに切れないかを考えてください。上の例文は90字を超えています。

住宅の新築とリフォームを中心に、外構や水まわりの修理まで手掛けています。小さなご相談にも、丁寧にお応えします。

切ると、1文に1つのことしか言っていない状態になります。読み手は1文ずつ、受け取って次に進めます。「創業以来、地域の皆様に支えられながら」は、ここでは削りました。どの会社にも書けることは、読み手にとって情報になっていないからです。

60字はあくまで目安です。短い文ばかりが続くと、今度は箇条書きのような硬さが出ます。長い文と短い文が混ざっているくらいが、読みやすい状態です。

切る場所の目印

どこで切ればいいか迷ったら、次の言葉を探してください。

  • 「〜しており、」「〜しまして、」ここで一度、文を終えられます
  • 「〜ですが、」逆接でないのに「が」でつないでいることがよくあります
  • 「〜ので、」「〜ため、」理由と結論を、別々の文にできます
  • 「〜とともに、」「〜に加えて、」2つのことを並べている合図です

とくに「が」は要注意です。「弊社は神戸の会社ですが、全国に対応しています」のような逆接ならよいのですが、「お見積もりは無料ですが、お気軽にご相談ください」のように、意味の上ではつながっていないのに「が」でつないでいる文が、原稿にはたくさん混ざっています。

4. 癖②:主語と結論が後ろにある

1文の長さを直しても、まだ読みにくい。そういうときは、たいていこの癖です。

「〜であり、〜のため、〜することで、〜となります」

こういう形の文です(例文は架空のものです)。

当社の工法は、従来の工法と比べて工期が短縮できるものであり、仮住まいの期間が短くなるため、住み替えにかかる費用を抑えることで、お客様のご負担の軽減につながるものとなっております。

言いたいことは「費用が抑えられる」なのに、それが出てくるのは文の最後です。読み手は結論を知らないまま、前置きを全部覚えておかなければなりません。途中で「この文は何の話だったか」が分からなくなります。

この形が生まれる理由は、書く順番にあります。人は考えた順に書くので、理由から考えた人は、理由から書きます。結論は最後に浮かぶので、最後に置かれます。考える順番と、読む人が知りたい順番が逆になっているわけです。

結論を先に、理由をあとに

直し方は、結論を1文目に持ってくることです。

工期が短いので、仮住まいの費用を抑えられます。

これで、言いたいことは全部入っています。もし理由を詳しく伝えたいなら、2文目に回します。

工期が短いので、仮住まいの費用を抑えられます。一般的な工法より工期を短くできるため、住み替えの期間そのものが短くなるからです。

1文目だけ読んで次の段落に進んでも、要点は伝わっている。この状態にしておくと、斜め読みする人にも届きます。ホームページの読み手は、ほとんどが斜め読みです。

主語を書く

日本語は主語を省いても文が成り立ちます。ただ、ホームページでは誰がするのかが抜けると、意味が変わることがあります。

「現地を確認したうえで、お見積もりをお出しします」は、誰が確認するのかが分かりません。お客様が確認して写真を送るのか、会社の人が来るのか。読み手は判断できないので、問い合わせる前に迷います。

担当者が現地に伺って確認し、その場でお見積もりをお出しします。

お客様の行動と、会社の行動が混ざる文には、主語を入れてください。とくに料金、流れ、申し込み方法のページで効きます。

5. 癖③:社内の言葉のまま

3つ目は、言葉そのものの癖です。自分では気づけないという意味では、いちばん厄介かもしれません。

社内の略語・業界用語

毎日使っている言葉は、外の人にも通じると思ってしまいます。現調(現地調査)、見積依頼書の略称、製品の型番、社内の部署名。業界の中では当たり前でも、お客様は知りません。

読み手は、分からない言葉が1つ出てくると、そこで読むのを止めます。調べてまで読む人はほとんどいません。「この会社は自分向けではない」と感じて、別のサイトに移ります。

業界用語を使ってはいけないわけではありません。BtoBの取引先向けのページなら、専門用語のほうが早く伝わることもあります。大事なのは、誰に向けたページかを決めて、その人が使う言葉に合わせることです。

「弊社比」「当該」「〜の件」

もう1つ多いのが、社内の書類で使う言い回しです。

  • 「弊社比で約3割軽量」何と比べたのかが外からは分かりません。「当社の従来品より約3割軽い」と、比べた相手を書きます
  • 「当該サービス」「本件」契約書の言葉です。「このサービス」で十分伝わります
  • 「〜の件につきまして」メールの書き出しの言葉です。ホームページでは「〜について」で足ります
  • 「ご高覧」「ご査収」読み手の多くは、読み方からつまずきます

こうした言葉は、丁寧に見えるので残されがちです。けれど、読み手にとっては距離を感じさせる言葉です。窓口で直接話すときに使わない言葉は、サイトでも使わないくらいがちょうどいいと思います。

お客様が使う言葉を、どこで拾うか

置き換える言葉は、自分で考える必要はありません。お客様がすでに使っている言葉を拾えばいいだけです。

  • 電話での最初のひとこと(「水が止まらなくて」「見積もりだけでもいいですか」)
  • 問い合わせメールやフォームの文面(お客様が自分の言葉で書いています)
  • 検索で使われている言葉(サーチコンソールで、どんな言葉で来ているかが分かります)

たとえば、会社では「給排水設備工事」と呼んでいる仕事を、お客様は「水まわりの修理」と呼んでいる。この場合、見出しは後者にして、本文で前者に触れる、という順番にします。探している人の言葉で書かないと、探している人に見つけてもらえません。

6. 細かい直し:削る、かなにする、数字にする

3つの癖を直したら、細かいところに移ります。先に、よくある書き方と直したあとを、1つの表にまとめておきます。

表:よくある書き方と、直したあとの書き方
よくある書き方直したあと直した理由
〜であり、〜のため、〜となります〜します。理由は〜です結論を1文目に出し、理由を2文目に分けると、斜め読みでも要点が残ります
〜することができます〜できます意味は同じです。文字数が減るぶん、本当に言いたい言葉が目に入ります
ご案内させていただきますご案内します丁寧さは変わりません。回りくどさだけが消えて、言い切りの印象になります
弊社比で約3割軽量当社の従来品より約3割軽い何と比べたかを、外の人に分かる言葉で書きます。社内の言い回しは通じません
当該サービスこのサービス契約書の言葉を、窓口で話すときの言葉に戻します。距離感が縮まります
多数の実績がございますこれまでに〇件「多数」は書いた側の感想です。件数があれば、読み手が自分で判断できます
迅速に対応いたします当日中にお返事します速さの基準は人によって違います。時間で書くと、期待と実際がずれません
致します・下さい・出来るいたします・ください・できる補助的に使う言葉はかなにすると、漢字が減って柔らかく読めます

上の3行が文の組み立て、真ん中の2行が言葉の選び方、下の3行が具体性と表記の直しです。上から順に効き目が大きいので、時間が限られているなら上の行から手を付けてください。下の行は、全ページを一度に検索して直せるので、最後にまとめて片付けると早く済みます。

「〜することができます」は「〜できます」に

意味を変えずに削れる言葉が、原稿にはたくさんあります。代表的なものを挙げます。

  • 「〜することができます」→「〜できます」
  • 「〜することが可能です」→「〜できます」
  • 「〜させていただきます」→「〜します」「〜いたします」
  • 「〜という形で」→ 多くの場合、そのまま削れます
  • 「〜についてですが」→「〜は」

「させていただきます」は、相手の許可を得て何かをするときの言葉です。サイトの説明文のほとんどは、許可を得る場面ではありません。「ご案内させていただきます」は「ご案内します」で十分に丁寧です。

削ると失礼に見えるのでは、という心配をよく聞きます。実際には逆で、回りくどい言い方が続くと、読み手は言い訳をされているように感じます。言い切ったほうが、誠実に見えます。

漢字とかなの割合

漢字が多すぎると、文章は硬く、読むのに力が要るように見えます。少なすぎると、今度は幼い印象になります。目安として、漢字が3割前後に収まっていると読みやすいと言われることがありますが、数えるより、画面で見て黒っぽく詰まって見えないかを確かめるほうが実用的です。

減らしやすいのは、意味の中心ではない、補助的に使っている言葉です。

  • 「致します」→「いたします」
  • 「下さい」→「ください」
  • 「出来る」→「できる」
  • 「頂く」→「いただく」(「お茶を頂く」のような、もらう意味のときは漢字のままでも構いません)
  • 「事」「時」「物」→「こと」「とき」「もの」(「〇〇する事ができます」の「事」など)

名詞はそのまま漢字で、補助的な言葉はかなで。これを決めておくだけで、全ページの表記が揃います。表記の揃え方は、一度決めたら社内で共有しておくと、あとから書く人も迷いません。

数字は具体的に

「多数の実績」「迅速に対応」「豊富な経験」。サイトでよく見る言葉ですが、読み手はこれを情報として受け取りません。どの会社のサイトにも書いてあるからです。

  • 「多数の実績」→「これまでに〇件」
  • 「迅速に対応」→「当日中にお返事します」
  • 「豊富な経験」→「この仕事を〇年続けています」
  • 「地域密着」→「神戸市北区と三田市を中心に、車で30分の範囲」(範囲の書き方の例です)

数字にすると、読み手は自分の状況と比べて判断できます。数字が小さくても、正直に書いたほうが信頼されます。件数がまだ少ないなら、件数ではなく「何をどこまでやるか」を具体的に書く形もあります。ただし、数字は必ず社内の記録と突き合わせてください。少し盛った数字は、取引先から指摘されたときに、ほかの全部の言葉の信用まで下げます。

7. 形を整えて、耳で確かめる

最後は、文章の中身ではなく、形と音の確認です。ここまで直した原稿を、実際に読まれる状態に近づけます。

段落は、スマートフォンで3〜4行まで

パソコンで書いた原稿は、スマートフォンで見ると縦に長く伸びます。パソコンでは3行の段落が、スマートフォンでは8行にも10行にもなります。文字が詰まった塊が続くと、読む前に閉じられます。

目安は、スマートフォンで見て3〜4行で1段落です。それを超えたら、話の切れ目で段落を分けてください。1段落に1つの話、と考えると切る場所が見つかります。スマートフォンでの見え方全般は スマートフォンで見たときに、人が離れる7つのこと にまとめてあります。

見出しだけ読んで、内容が分かるか

ページの見出しだけを、上から順に読んでみてください。見出しだけで、そのページに何が書いてあるか分かりますか。

「サービス」「特徴」「流れ」のような見出しは、分類の名前であって内容を表していません。読み手は見出しを拾い読みして、自分に関係のある場所を探しています。

  • 「特徴」→「見積もりは、現地を見てから1回で出します」
  • 「流れ」→「ご相談から完成まで、4つの段階で進みます」
  • 「料金」→「料金は、広さではなく工事の内容で決まります」

見出しを文にすると、見出しだけ読む人にも要点が届きます。本文を読むかどうかは、見出しで決まります。

声に出して読む

最後に、原稿を声に出して読んでください。黙読では見えない引っかかりが、声に出すとはっきり分かります。

つっかえるところが、直すところです。息が続かない文は長すぎます。読み返した文は、主語か結論の位置がおかしい。読み方に迷った言葉は、読み手も迷います。

一人で読むのが照れくさければ、社内の誰かに読んでもらうのも効きます。書いた本人ではない人がつっかえた箇所は、初めて読むお客様も必ずつっかえる場所です。読み終えたあとに「結局、何の会社だと思った?」と聞いてみてください。答えが書いた側の意図とずれていたら、そこが直すところです。

直した前後の例を、3つ並べる

ここまでの直し方を組み合わせると、どう変わるか。例を3つ並べます。例文はすべて架空のもので、実在の会社の文章ではありません。

例1:工務店のサービス紹介(架空)

直す前:弊社では、お客様のご要望をしっかりとお伺いし、ご予算に合わせた最適なプランをご提案させていただくことで、満足度の高い住まいづくりを実現することが可能となっております。

直したあと:最初の打ち合わせで、ご予算に合わせたプランを2つお出しします。どちらにするかは、見比べてから決めていただけます。

1文を2文に切り、「させていただく」「することが可能」を削り、「最適なプラン」という感想を、何をするかという行動に置き換えました。

例2:部品メーカーの製品紹介(架空)

直す前:当該製品は弊社比で約3割の軽量化を実現しており、多数の導入実績がございます。

直したあと:当社の従来品と同じ強度のまま、重さを約3割減らしました。これまでに〇社に導入いただいています。

社内の言葉(当該・弊社比)を外の言葉に戻し、「多数」を件数にしました。〇の部分には、社内の記録にある実数が入ります。

例3:問い合わせページの案内文(架空)

直す前:お問い合わせにつきましては、迅速な対応を心掛けておりますので、お気軽にご連絡下さい。

直したあと:お問い合わせには、当日中にお返事します。土日に届いた分は、月曜日の午前中にお返事します。

「迅速」を時間に置き換え、例外のときにどうなるかも書きました。読み手が知りたいのは、心掛けではなく、いつ返事が来るかです。

直す順番

全ページを一度に直そうとすると、終わりません。この順で進めてください。

  1. 声に出して読み、つっかえた箇所に印を付ける。まだ直さず、印だけ付けます
  2. 印の付いた文を、癖①②で直す。長い文を切り、結論を前に出します
  3. 社内の言葉を置き換える。お客様が使う言葉に揃えます
  4. 削れる言葉・かな・数字を、全ページまとめて直す。検索して置き換えられる作業です
  5. スマートフォンで段落と見出しを確認する。最後に、形を整えます

1ページあたり、慣れれば30分ほどで一巡できます。トップページと、問い合わせの直前に読まれるページから始めると、効き目が早く出ます。

8. 雄喜晃の伴走:原稿は、この基準で直してからお見せします

私たち雄喜晃がホームページをお作りするときは、いただいた原稿をそのまま流し込むことはしません。この記事に書いた基準で、1文の長さ、結論の位置、社内の言葉を直してから、サンプルとしてお見せします。原稿が無い場合は、お話を伺った内容から書き起こします。

直すときに大事にしているのは、貴社の言い回しを消さないことです。現場でお客様に話している言葉、職人さんの言い方、地元の呼び方。それは読みやすさを損なうものではなく、むしろ他社と違いが出る部分です。直すのは癖であって、貴社らしさではありません。

一方で、私たちがやらないことも書いておきます。事実を足して、文章を立派に見せることはしません。件数が分からない実績を「多数」と書いたり、無い資格を書き足したりはしません。数字は、貴社の記録で確かめられたものだけを使います。また、文章の書き方を教える研修や講座はしていません。直したものを見ていただき、違うところを指摘していただく。この往復で十分に仕上がります。

公開したあとも、料金表の言い回しを変えたい、見出しを分かりやすくしたい、といったご依頼は、月5回までの更新代行の中でこちらで直します。月額8,800円(税別)に、サーバー・ドメイン・保守と一緒に含まれています。制作費0円の仕組みそのものについては 「制作費0円」のホームページは、どこで回収されているのか に書きました。

「原稿はあるが、読みにくい気がして公開に踏み切れない」という会社は、一度ご相談ください。実際にお作りしたサイトは 制作実績、料金と条件は ホームページ制作のページ に載せてあります。

9. まとめ:直す場所は、決まっている

読みにくい文章を直すために必要なことは、3つです。

  • 1文を短くする ― 60字を超えたら2つに切る。読点でつなぐ前に、一度文を終えられないか考えます
  • 結論を先に出す ― 理由と前置きはあとに回す。1文目だけで要点が伝わる状態にします
  • お客様の言葉に置き換える ― 社内の略語、業界用語、書類の言い回しを、窓口で話す言葉に戻します

この3つのあとに、削れる言葉を削り、補助的な言葉をかなにし、「多数」「迅速」を数字と時間に置き換えます。最後に段落と見出しを整え、声に出して確かめます。

文章が上手かどうかは、ほとんど関係ありません。直す場所を知っているかどうかです。そして直す場所は、どの会社の原稿でもだいたい同じところにあります。

まずは、貴社のトップページの最初の段落を、声に出して読んでみてください。息が続かなかった文が、最初に直すところです。

ぜひ一度、お話を聞かせてください。貴社の言葉を残したまま、読まれる文章に整えるところから、ご一緒します。