1. 「別のところに頼もうと思って、昨日解約を伝えました」

中小企業の経営者の方とお話していて、こんな言葉をよく聞きます。

「今の会社、悪くはないんですけど、更新を頼んでも2週間かかるし、だんだん頼みにくくなってしまって。別のところにお願いしようと思って、昨日、解約の連絡を入れました。それで、データはもらえますかね」

このご相談、いちばん多い形がこれです。そして、順番が1つ逆になっています。

解約を伝えたあとに「データをください」と頼むのは、こちらの交渉材料を手放したあとで、お願いする形になります。多くの会社は、それでも誠実に対応してくれます。ただ、応じてもらえなかったときに、こちらに打てる手が残っていません。

前に書いた 制作会社と連絡が取れなくなったときに、まずやること は、相手がいなくなってしまった場合の話でした。この記事は違います。相手はいて、関係も悪くない。こちらから、円満に移る場合の話です。

揉めずに移るには、順番があります。先に押さえるものを押さえてから、解約を伝える。この1点だけで、だいたい揉めません。

この記事で書くこと

  • 順番を間違えると、何が起きるか
  • 伝える前に確認する5つのこと
  • 移る順番 ― 確認する、決める、伝える、引き継ぐ、切り替える
  • 引き継ぎでもらうものと、もらえないことがあるもの
  • メールを止めないための段取り
  • 今の会社に伝えるときの文面の型
  • 引き継いだあと、最初にやること

2. 順番を間違えると、何が起きるか

まず、よくある失敗の形を整理します。どれも悪意から起きていません。順番だけの問題です。

先に解約を伝えると、交渉の材料が無くなる

解約を伝えた時点で、相手にとって貴社は「もう続かないお客様」になります。

契約が続いている間は、相手には応じる理由があります。関係を続けたいからです。終わると決まったあとは、その理由が消えます。悪い会社だから対応が悪くなる、という話ではありません。優先順位が、自然に下がるだけです。

  • データを送ってもらうのに、1ヶ月かかる
  • ドメインの移管手続きが、何度か催促しないと進まない
  • 「分かりました」で止まって、そのまま連絡が間遠になる

こうなってから急ぐと、こちらが折れることになります。

「いつまでに」を言っていないと、相手は急がない

揉める原因の多くは、こちらが言っていないことから起きます。これは、私が現場で見てきた限り、はっきりそうです。

  • いつまでにデータが欲しいのかを、言っていない
  • 何を引き継ぎたいのかを、一覧にして渡していない
  • 新しいサイトに切り替える日を、決めていない
  • メールをいつ移すのかを、伝えていない

相手は、こちらの段取りを知りません。「そろそろお願いします」では動きようがありません。日付を書いて渡すだけで、進み方がまったく変わります。

月額契約だと、予告期間がある

もう1つ、見落としやすいのがこれです。月額で払っている契約には、たいてい最低契約期間と解約の予告期間があります。

  • 最低契約期間が残っていると、途中解約で残額を請求されることがあります
  • 「解約は前月末までに連絡」という条件だと、伝えた月はもう1ヶ月払うことになります
  • 解約すると、サイトが非公開になる条件が付いていることもあります

ここは契約書を読むしかありません。月額制の仕組みと解約時にどうなるかは 月額制のホームページを解約したら、サイトはどうなるのか に書きました。「解約したらサイトが消える」契約なら、引き継ぎという言葉自体が成り立ちません。作り直す前提で動くことになります。

3. 伝える前に確認する、5つのこと

ここが、この記事でいちばん大事なところです。解約を伝える前に、この5つを確かめてください。所要時間は、契約書を探す時間を含めて半日です。

① 契約期間と、解約の予告期間

契約書か申込書を探してください。見るのは3点です。

  • 最低契約期間が何ヶ月で、いつ始まったか
  • 解約の予告を、いつまでに出す必要があるか
  • 解約後にサイトがどうなるか(非公開になるのか、譲渡されるのか)

契約書が見つからない場合は、毎月の請求書か、申込時のメールを探してください。それも無ければ、「契約内容を確認したいので、契約書の控えをいただけますか」と聞いて構いません。この段階の問い合わせは、解約の意思表示にはなりません。

② ドメインの名義

これがいちばん重要です。ドメインは、貴社の住所にあたります。

  • ドメイン管理会社の管理画面に、貴社のIDでログインできるか
  • できないなら、名義は制作会社の可能性が高い
  • 分からない場合、「whois」と検索して出てくる確認サービスに自社のドメインを入れると、管理会社と有効期限が分かります

名義が制作会社になっていると、移管に相手の協力が必要になります。だから、解約を伝える前に確認します。名義の考え方は サーバーとドメインを、どこで契約するか にまとめました。

③ サーバーの契約者

サイトのデータが置いてある場所です。ここも、契約者が貴社か制作会社かで、話が変わります。

  • 貴社の契約なら、新しい制作会社がそのまま使えます。移行は楽です
  • 制作会社の契約なら、新しいサーバーを用意して、データを移すことになります
  • 制作会社が自社サーバーを持っている場合、そこでしか動かない作りになっていることがあります

3つ目は、確認しておく価値があります。「サーバーを移しても、そのまま動く作りでしょうか」と聞けば、たいてい答えてもらえます。

④ サイトのデータをもらえるか

ここは、聞き方に気をつけてください。解約の話として聞くと、警戒されます。

「年に1回、バックアップをいただく運用にしたいのですが」という形で聞くのが自然です。これは、制作会社を変える予定が無くても、どの会社もやっておくべきことです。

もらえると言われたら、その時点で一度もらってください。手元にデータがある状態で解約を伝えるのと、無い状態で伝えるのとでは、まったく違います。

⑤ メールはどうなるか

独自ドメインのメールを使っているなら、ここを必ず確認します。

  • メールは、どこで動いているか(制作会社のサーバーか、Google Workspaceなどの外部サービスか)
  • 契約者は誰か
  • 過去のメールは、どこに保存されているか

サイトが数日見られなくても、商売は止まりません。メールが止まると、止まります。ここが、乗り換えでいちばん痛いところです。6節で詳しく書きます。

4. 移る順番 ― 確認する、決める、伝える、引き継ぐ、切り替える

5つの確認が済んだら、ここからは順番どおりに進めるだけです。

図:揉めずに制作会社を変える、5つの段階
① 確認する

契約期間と予告期間、ドメインの名義、サーバーの契約者、データをもらえるか、メールはどうなるか。この5つを、解約の話をする前に確かめます。契約書を探す時間を含めて半日です。

ここで、取り戻せるものと作り直すものが分かれます
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② 新しい先を決める

移る先を決めてから伝えます。先に解約すると、空白の期間ができます。新しい会社には、確認で分かったことをそのまま渡します。引き継ぐのか作り直すのかも、ここで決めます。

切り替え日の候補も、ここで決めておきます
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③ 解約を伝える

感謝、時期、お願いしたいこと、期限の4点を書いて伝えます。何をいつまでに欲しいかを一覧で添えます。口頭だけで済ませず、メールで文字にして残します。

先に伝えてしまうと、交渉の材料が無くなります
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④ 引き継ぐ

ファイル一式、画像の元データ、ドメインとサーバーの情報、フォームの送信先、解析の権限。受け取ったら、その場で中身を開いて確かめます。足りないものは、契約が終わる前に聞きます。

もらえないものがあっても、代わりの手はあります
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⑤ 切り替える

繁忙期を外し、メールの切り替え手順を先に決めてから実行します。切り替えたら、表示の確認、フォームのテスト送信、解析の確認。この3つを当日のうちに済ませます。

旧契約は、切り替えが終わってから終わらせます

ほとんどの失敗は、③を①②より先にやってしまうことで起きます。確認が済み、移る先が決まってから伝える。この順番を守れば、揉める要素がほとんど残りません。全体で1〜2ヶ月を見ておくと、無理がありません。

新しい制作会社に、最初に渡す情報

②の段階で、新しい制作会社に渡すべきものがあります。「今のサイトを引き継ぎたい」だけでは、見積りが出ません。次の6点を渡してください。

  • 今のサイトのURLと、ページ数のおおよその数
  • ドメインの名義と管理会社、有効期限
  • サーバーの契約者と、分かれば使っている仕組み(WordPressかどうかなど)
  • メールをどこで使っているか
  • 契約の残り期間と、解約後にサイトがどうなるか
  • 希望する切り替え時期

この6点があれば、たいていの会社はその日のうちに判断できます。逆に、これが無いと「調べてからお返事します」で1週間止まります。

作り直すのか、今のサイトを引き継ぐのか

もう1つ、②で決めることがあります。今のサイトをそのまま動かし続けるのか、作り直すのか。

引き継ぐほうが向いているのは、次のような場合です。

  • 今のサイトの見た目と中身に、大きな不満が無い
  • ページ数が多く、作り直すと原稿づくりに時間がかかる
  • データ一式がきれいにもらえることが、確認できている

作り直すほうが向いているのは、こちらです。

  • 不満が見た目や構成そのものにある
  • スマートフォンで崩れている、または極端に重い
  • 作りが古く、他社が手を入れにくい
  • データが完全にはもらえない見込み

正直に申し上げると、ページ数が10以下の小さなサイトなら、作り直したほうが早く安く済むことが多いです。引き継ぎの調査と調整に時間がかかるからです。ただし、URLが変わると検索の評価に影響します。そこは移る先に相談してください。

5. 引き継ぎでもらうものと、もらえないことがあるもの

③で解約を伝えるときに添える、一覧です。これをそのまま使っていただいて構いません。

もらうものの一覧 ― 7つ

  • サイトのファイル一式(HTML・CSS・画像。WordPressなら、データベースの書き出しも)
  • 画像の元データ(サイトに載っている縮小版ではなく、撮影したままの大きいファイル)
  • ドメインの管理画面のIDとパスワード、または移管に必要な手続き
  • サーバーの契約情報とログイン情報(貴社契約の場合)
  • 問い合わせフォームの送信先設定(どのアドレスに届く設定になっているか)
  • アクセス解析の管理権限(GA4とサーチコンソール。貴社のアカウントを管理者に追加してもらう)
  • 独自に作った機能の説明(会員ページ、予約、お知らせの管理画面など、ある場合)

7つ目は、見落とされやすいところです。独自の管理画面が付いているサイトは、そこだけ作り方が特殊になっていることが多いです。どういう仕組みで動いているのか、1枚でいいので書いてもらってください。

画像の元データは、必ず頼む

7つの中で、後から取り返しがつかないのがこれです。

サイトに載っている画像は、表示を速くするために縮小されています。その小さい画像から、大きい画像は作れません。チラシや会社案内に使おうとして、使えないことに気づく。これは、よくあります。

撮影を制作会社が手配した場合、元データは制作会社かカメラマンの手元にあります。契約が切れる前に頼んでください。

もらえないことがあるもの

一方で、頼んでも出てこないものがあります。これは相手が不誠実だからではなく、相手にも渡す権利が無い場合があるからです。

  • 有料のテーマ(デザインの土台)やプラグイン ― 制作会社が自社のライセンスで買っているもの。他社に引き継ぐと規約違反になることがあります
  • 有料の写真素材・イラスト ― 同じ理由です。使用権が制作会社に紐づいています
  • 制作会社が独自に作った管理システム ― その会社の資産なので、そもそも渡しません
  • フォントの使用権 ― 有料書体を使っている場合、そのままは引き継げません

もらえない場合、どうするか

慌てる話ではありません。代わりの手は、だいたいあります。

  • 有料テーマが引き継げないなら、新しい制作会社が自社のライセンスで同じものを用意するか、見た目を再現して作り直します
  • 有料素材が使えないなら、新しく素材を用意するか、自社で撮った写真に差し替えます。差し替えのきっかけとして、むしろ良い場合もあります
  • 独自の管理システムが引き継げないなら、同じことができる別の形を、新しい会社に作ってもらいます。ここは費用がかかるので、②の段階で相談しておきます
  • 有料書体が使えないなら、似た無料の書体に置き換えます。見た目の印象は、思うほど変わりません

大事なのは、「もらえないものがある」ことを、切り替えの直前ではなく②の段階で知っておくことです。見積りが変わるからです。

6. メールを止めないための段取り

ここが、乗り換えでいちばん実害が出るところです。先に読んでおいてください。

いちばん痛いのは、メールが止まること

サイトが数日見られなくても、たいていの商売は止まりません。メールが止まると、止まります。

  • 取引先からの発注が届かない
  • 問い合わせフォームからの連絡が、どこにも行かない
  • 送ったメールが、相手に届かずに返ってくる
  • しかも、届かなかったメールは、あとから回収できません

そして、止まったことに自分では気づけません。届かないだけなので、画面には何も出ません。「返事が来ないな」と思っていたら、1週間届いていなかった。これが起きます。

切り替え日と手順を、先に決める

対策は、順番を決めておくことだけです。

  • 新しい側の受信を、先に用意する(新しいメールの箱を作り、ログインできることを確認しておく)
  • 過去のメールを、先に手元へ移す(パソコンのメールソフトに全部ダウンロードしておくのが確実です)
  • 切り替えは、金曜の夕方か、休業日の前日に行う(止まっても影響が小さい時間)
  • 切り替え後、必ずテスト送信と受信をする(社内の別のアドレスと、携帯のアドレスの両方で)
  • 数日は、旧側も残しておく(切り替えの反映には時間差があり、古い側に届くことがあります)

この手順は、新しい制作会社に「メールを止めない段取りでお願いします」と伝えれば、組んでもらえます。伝えていないと、サイトと一緒に切り替えられて、半日止まることがあります。

繁忙期を避ける

切り替える時期の話です。業種ごとの繁忙期は、必ず外してください。

  • 年度末や年末年始、決算期
  • 貴社の商売の山(工務店なら春と秋、学習塾なら2〜3月など)
  • 展示会や、広告を出している期間
  • 担当できる社内の人が、休みを取っている週

何か起きたときに、対応できる人がいる週にやる。これだけです。

月初か、月末か

細かい話ですが、効きます。月額契約の区切りは、月単位です。

  • 新しい側は、月の初めから始めると、請求が分かりやすくなります
  • 旧側は、契約の最終日まで動かしておく。先に止めると、空白ができます
  • 重なる1ヶ月は、保険として割り切る。両方に払う月が1ヶ月あるのは、安い保険です

いちばんやってはいけないのは、旧契約が終わる日に切り替えを合わせることです。何か起きたときに、戻る場所がありません。1ヶ月重ねてください。

7. 伝え方と、引き継いだあとに最初にやること

最後に、実際のやりとりの部分です。

今の会社に伝えるときの、文面の型

感謝 → 時期 → お願いしたいこと → 期限の4つで組みます。この順番にすると、相手が構えません。

〇〇様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。

まずは、公開から今日まで対応いただき、ありがとうございました。おかげでサイトを持つことができ、問い合わせもいただけるようになりました。

ご相談なのですが、社内の体制が変わり、ホームページの運用を別の形に移すことにいたしました。つきましては、〇月末をもって契約を終了させていただきたく、ご連絡いたしました。

恐縮ですが、移行にあたり下記をいただけますでしょうか。

  1. サイトのファイル一式
  2. 画像の元データ
  3. ドメインの移管手続きに必要な情報
  4. 問い合わせフォームの送信先設定
  5. アクセス解析の管理権限(当社アカウントの追加)

新しい体制での公開を〇月〇日に予定しており、お手数ですが〇月〇日までにお送りいただけると助かります。ご都合が合わない場合は、いつ頃になりそうかをお聞かせください。

最後になりますが、これまでのご対応に改めて感謝いたします。今後、別の形でご一緒できる機会があれば幸いです。

型のポイントは3つ

この文面で効いているのは、次の3点です。

  • 感謝から入る。不満を理由に書かないほうが、話が早く進みます。理由は「体制が変わる」で十分です
  • 欲しいものを番号付きで並べる。「データをください」では、何を送ればいいか相手に分かりません
  • 日付を書く。これが無いと、相手は急ぎません。そして、間に合わない場合の聞き方も添えておきます

不満をぶつけたい気持ちは、よく分かります。ただ、この段階では相手の協力が必要なものが残っています。言いたいことは、全部受け取ったあとに言うか、言わずに済ませてください。

引き継いだあと、最初にやること

切り替えが終わった日のうちに、この3つを確かめます。新しい制作会社がやってくれますが、貴社ご自身でも見てください。

  • 表示の確認。トップページだけでなく、全ページを順に開きます。スマートフォンでも必ず開きます。画像が抜けていないか、リンクが切れていないか
  • フォームのテスト送信。実際に問い合わせフォームから送って、届くかを確かめます。自動返信が来るかも含めて確認します
  • 解析の確認。GA4とサーチコンソールに、貴社のアカウントでログインできるか。そして、新しいサイトの数字が記録され始めているか

1週間後と、1ヶ月後に見ること

当日の確認だけでは足りません。2回、見直してください。

  • 1週間後 ― 問い合わせが届いているか。届いていないなら、フォームが壊れていないか、もう一度テスト送信します
  • 1ヶ月後 ― サーチコンソールで、エラーが出ていないか。URLが変わった場合は、旧URLからの転送が効いているか
  • あわせて、名刺・チラシ・請求書・SNSのプロフィールのURLが、新しいものになっているか

そして、旧契約を終わらせます。サーバーの解約、ドメインの支払い先の切り替え、重なっていた1ヶ月分の整理。ここまで済んで、乗り換えが完了します。

8. 雄喜晃の伴走:引き継ぎの段取りから、ご一緒します

私たち雄喜晃には、「今の制作会社から移りたい」というご相談が来ます。そのとき最初にやるのは、見積りを出すことではありません。5つの確認を、一緒にやることです。契約書を見て、ドメインの名義を調べて、メールがどこで動いているかを確かめる。ここが済まないと、何を作り直せばいいのかが決まりません。

そして、解約を伝える前に、引き継ぎ依頼の文面を一緒に作ります。何をいつまでに受け取る必要があるかは、こちらで分かります。その一覧と日付を入れてお渡しするので、貴社は送るだけです。メールを止めない段取りも、こちらで組みます。

私たちがお作りする場合、独自ドメインは必ず貴社名義で取得し、管理画面の情報もお渡しします。GA4とサーチコンソールも貴社のアカウントで作ります。囲い込みのために名義を押さえることはしません。やめるときに揉めない形にしておくことが、続ける関係の前提だと考えています。

料金は制作費0円、月額8,800円(税別)からです。サーバー、独自ドメイン、SSL、保守はすべて月額に含まれます。6ページ構成のプランは月額13,800円(税別)です。月5回までの更新代行も同じ月額の中なので、「更新を頼みにくい」という理由で移ってこられた方に、同じことは起こしません。実際にお作りしたサイトは 制作実績、料金と条件は ホームページ制作のページ に載せてあります。

契約の条件

条件も先に書いておきます。最低契約期間は6ヶ月です。7ヶ月目以降はいつでも解約でき、違約金はありません。ただし、7〜35ヶ月目で解約された場合、サイトは非公開になります。36ヶ月以上ご継続いただいた場合は、ドメイン代等のご負担を条件に、サイトをお渡しします。この記事に書いたことは、私たちから移られるときにも当てはまります。だから、契約前に必ずご説明します。

私たちがやらないこと

一方で、やらないことも書いておきます。今の制作会社との交渉を、私たちが代わりに行うことはしていません。契約は貴社と相手の間のものなので、間に別の業者が入ると、話がこじれます。こちらは、何を確認し、何を依頼し、いつまでにもらうかを整理するところまでです。伝えるのは貴社からお願いしています。

そして、他社が作ったサイトの、改修だけを請け負う形も、基本的にはお受けしていません。中身の作りが分からないものに手を入れると、かえって費用がかさむことが多いからです。引き継いでそのまま運用するほうが良い場合は、正直にそう申し上げます。そのときは、作り直さない前提での段取りをお伝えして終わることもあります。分析や提案だけで終わらせず、実際に動かすところまでご一緒するのが前提ですが、動かさないほうが良い場面もあると思っています。

「今の会社に不満はあるが、どう伝えればいいか分からない」という経営者の方は、一度ご相談ください。神戸市北区鈴蘭台を拠点に、2025年10月から活動しています。

9. まとめ:先に押さえてから、伝える

制作会社を変えるときにやることは、3つです。

  • 伝える前に、5つを確認する ― 契約期間と予告期間、ドメインの名義、サーバーの契約者、データをもらえるか、メールはどうなるか
  • 移る先を決めてから、解約を伝える ― 感謝、時期、お願いしたいこと、期限の4点で。欲しいものは番号付きの一覧で渡します
  • メールの切り替え手順を、先に決める ― サイトが止まるより、こちらのほうが実害が大きいです

揉める原因の多くは、こちらが「いつまでに何が欲しいか」を言っていないことから起きます。逆に言えば、日付と一覧を書いて渡すだけで、たいていの引き継ぎは静かに終わります。旧契約と新契約を1ヶ月重ねることも、忘れないでください。

まず、今日できること

まずは、契約書か申込書を探してください。最低契約期間と、解約の予告期間と、解約後にサイトがどうなるか。この3点だけ確かめれば、動けるかどうかが分かります。

そして、ドメイン管理会社の管理画面にログインできるかを試してください。入れるなら、状況はかなり良いです。入れないなら、そこが最初に手を打つところです。

ぜひ一度、お話を聞かせてください。今どうなっているかを一緒に確かめて、移る順番を一緒に組んでいきましょう。